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社会人のための基本マナー
わかりやすい冠婚葬祭マナー大事典
礼儀正しい人の手紙の書き方とマナー

副文

手紙マナー 副文は主文で書きもらしたことを追記する部分です。


「追伸」は親しい人に対する私的な手紙のときは用いてもかまいま
せんが、慶弔事には繰り返すという意味に通じることから手紙マナー
としてタブーです。

また、上司や先輩には書き直す手間を惜しんだように受け取られる
ため手紙マナーとしてこれもタブーです。


「追伸」は宛名の後に行頭より1,2字下げて、小さめの文字で書く
のがよいそうです。


「添え書き」は「追伸」とは異なる意味で解釈されています。
大切なことを末尾に付記するという意味あいで使います。
例えば、葬儀の案内状での供物、供花を辞退する時に使います。

※便箋と封筒は白が正式ですので、公的な手紙や目上の人に出す
手紙は白い便箋と白い二重封筒を用いるのがマナーだそうです。

ただし、二重封筒は不幸が重なるという意味につがるため、弔事に
関する手紙では使わないのが慣例だそうです。


お祝いのとき、お悔やみのとき、相手の立場を思いやって、
わかりやすく書いた手紙は心に響きます。

また、心をこめて書いた手紙は人との信頼関係を築く最良の
コミュ二ケーション手段ですので、おおいに活用しましょう!

末文・後付

手紙マナー「末文」は、相手の健康や繁栄を祈る言葉、今後の厚誼を願う
言葉、しめくくりの言葉を書いて最後に結語が一般的です。

『今後の厚誼を願う言葉』
・今後ともご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
・これからも変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

バリエーションとして
ご厚誼、ご高配、ご協力、お力添え、お引き立て、お導き、お見守り

『相手の健康や繁栄を祈る言葉』
・末筆ながら、皆様のご健勝を心からお祈り申し上げます。
・貴社のますますのご繁栄を祈念いたします。

バリエーションとして
ご多幸、ご発展、ご活躍

『しめくくりの言葉』
・右略儀ながら書中にてご挨拶申し上げます。
・まずはとり急ぎお礼まで

バリエーションとして
ご通知、ご案内、お願い


手紙マナー「後付」は、いつ、だれが、だれに宛てたかを明記する
部分です。

発信日は小さめの文字で、末文の次の行に、行頭より2字分ほど
下げて書くのがよく、年号でも西暦でもよいそうです。


差出人名は低い位置に、発信日の次の行の下部に書きます。
名前の最後の文字が、本文の下端より1文字より上になるように
書くのがよいそうです。

宛名は高い位置に大きく書き、本文の行頭に高さを揃えます。
敬称は、様が一般的で、だれに対しても礼を欠きません。

※「殿」は目下の人につける敬称とされていますので、上司や先輩
に用いるのは手紙マナーとしてタブーです・・・

主文

手紙マナー 主文

前文を書いたら、行を改めて主文に入ります。

「さて」や「ところで」などの起辞を用いると無理なく話題転換が
できます。

前略」とした場合は、「早速ですが」として本題に入ることは
さしつかえありません。

案内状や招待状などでは、主文の前半で手紙の趣旨を述べます。
後半で、お願いしたいことをのべますが、「つきましては」という
接続詞を使うと、用件を簡潔にまとめることが出来ます。

尊称と謙称は正しく使い分けます!
「尊称」は相手方を敬っていう呼称で、「謙称」は自分をへりくだって
いう呼称です。

例えば「あなた様」に対して「私ども」・「ご子息様」に対して「息子」
などです。

主文が煩雑になるのを避けるためによく用いられるのが、別記方式です。

例えば、案内状の日時、場所、交通機関、会費、駐車場の有無などは、
もっとも大事な用件ですから、主文から独立させて「記」として箇条
書きにするのが通例です。

※名前・社名を分断するのは相手に対して失礼にあたりますので、
かならず、同行内に収めるのが手紙のマナーです。

※儀礼的な手紙では、上の方が格が高いですので文中に相手の名前
を書く時は、なるべく上部に書くようにするのが手紙のマナーです。

前文 安否の挨拶・お礼やおわびの挨拶

手紙マナー 安否の挨拶
「頭語」そして「時候の挨拶」につづいて「安否の挨拶」

・皆様にはおすこやかにお過ごしのこととお喜び申し上げます。
・皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
・〇〇様にはお健やかにお過ごしのことと存じます。
・当方もおかげさまで無事に暮らしておりますので、どうぞご休心ください。

手紙マナー お礼やおわびの挨拶
「頭語」、「時候の挨拶」、「安否の挨拶」につづいて「お礼やお詫びの挨拶」

・日ごろ格別のご厚情を賜り、厚くお礼申し上げます。
・日ごろは何かとお世話になり、心から感謝しております。

手紙マナー前文でした!

※頭語と結語の意味

「頭語」

拝啓・・・一礼をして申し上げます
謹啓・・・謹んでもうしあげます
前略・・・前文を省略します
拝復・・・敬意を表わし、お返事申し上げます

「結語」

敬具・・・敬って申し上げます
かしこ・・うやうやしくかしこまって申し上げます
草々・・・走り書きをいたしました
不一・・・十分に気持ちを書き尽くしていません
不尽・・・急いで書いたので意を十分表し尽くせませんでした

前文 時候の挨拶

手紙マナー 時候の挨拶
「頭語」の後に続くのが、季節の挨拶です。

時候の挨拶で気をつけなければいけないのは、実際の季節感に合った
表現を選ぶことですね!

「新春の候」や「梅雨のみぎり」などの漢語調と親しみやすい口語調
「寒さ厳しき折」のものとがあります。

慣用的な時候の挨拶は旧暦に基づいているため、現実とは多少のずれと
その年の気候によっても状況が異なります。

★手紙マナー 時候の挨拶

『1月』正月、睦月(むつき)
「漢語調」・新春の候 ・小春のみぎり ・初春の候 ・厳冬のみぎり
「口語調」・新年おめでとうございます ・寒さ厳しき折

 
『2月』如月(きさらぎ)
「漢語調」・立春の候 ・梅花のみぎり ・春寒の候 ・立春のみぎり
「口語調」・ようやく寒気もゆるみ ・梅のつぼみもふくらみ始めましたが


『3月』弥生(やよい)
「漢語調」・早春の候 ・弥生のみぎり ・春雪の候 ・浅春のみぎり
「口語調」・花の香りに春の訪れを感じる今日この頃ですが


『4月』卯月(うづき)
「漢語調」・陽春の候 ・春和のみぎり ・桜花の候 ・仲春のみぎり
「口語調」・春爛漫の頃 ・春光うららかな季節になりましたが


『5月』皐月(さつき)
「漢語調」・新緑の候 ・青葉のみぎり ・惜春の候 ・若葉のみぎり
「口語調」・新緑が目にしみる季節 ・風かおる季節となりましたが


『6月』水無月(みなづき)
「漢語調」・梅雨の候 ・入梅のみぎり ・初夏の候 ・薄暑のみぎり
「口語調」・うっとうしい長雨がつづきますが ・若鮎が躍る季節


『7月』文月(ふみづき)
「漢語調」・盛夏の候 ・猛暑のみぎり ・晩夏の候 ・炎暑のみぎり
「口語調」・暑中お見舞い申し上げます ・梅雨が明けて


『8月』葉月(はづき)
「漢語調」・残暑の候 ・立秋のみぎり ・秋暑の候 ・季夏のみぎり
「口語調」・日中の暑さはまだ厳しく ・残暑お見舞い申し上げます


『9月』長月(ながつき)
「漢語調」・初秋の候 ・新涼のみぎり ・爽秋の候 ・中秋のみぎり
「口語調」・実りの秋を向かえ ・さわやかな初秋の季節を向かえ


『10月』神無月(かんなづき)
「漢語調」・清秋の候 ・仲秋のみぎり ・秋冷の候 ・紅葉のみぎり
「口語調」・紅葉も今が見ごろ ・天高く馬肥ゆる季節


『11月』霜月(しもつき)
「漢語調」・立冬の候 ・向寒のみぎり ・晩秋の候 ・深秋のみぎり
「口語調」・晩秋の空たかく晴れ上がり ・日増しに寒くなってなりました


『12月』師走(しわす)
「漢語調」・寒冷の候 ・仲冬のみぎり ・師走の候 ・寒冷のみぎり
「口語調」・年末ご多忙の折 ・木枯らしの吹く季節となりました

※暖冬の年に「寒冷の候」や「寒さ厳しき折」などと書いたのでは
鈍感な人と思われますよ!・・・

前文 頭語・結語

手紙マナー 前文
前文には、「頭語」・「時候の挨拶」・「安否の挨拶」・
「お礼やおわびの挨拶」などがあります。

手紙マナーでは、相手に敬意を表わす意味の「頭語」から書き出すのが
慣例ですが、「頭語」を用いたら「結語」でしめくくります。

★手紙マナー「頭語」と「結語」

『ふつうの手紙』

「頭語」・拝啓 ・拝呈 ・啓上 に対して
「結語」・敬具 ・敬白 ・拝具 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・一筆申し上げます ・ひと筆差し上げます
に対して「結語」・かしこ(女性の手紙に用います)


『丁寧な手紙』

「頭語」・謹啓 ・謹呈 ・恭啓 に対して
「結語」・謹言 ・謹白 ・再拝 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・謹んで申し上げます
に対して「結語」・かしこ(女性の手紙に用います)


『急用の手紙』

「頭語」・急啓 ・急呈 ・急白 に対して
「結語」・草々 ・不備 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・とり急ぎ申し上げます
に対して「結語」・かしこ(女性の手紙に用います)


『前文省略の手紙』

「頭語」・前略 ・冠省 ・略啓 に対して
「結語」・草々 ・不尽 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・前文お許しください 
に対して「結語」・とり急ぎ ・乱筆にて でしめくくります。


『返事を書くとき』

「頭語」・拝復 ・拝答 ・敬復 に対して
「結語」・敬具 ・敬白 ・拝具 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・ご書状拝見いたしました
に対して「結語」・かしこ(女性の手紙に用います)・ご返事まで


『再信の場合』

「頭語」・再具 ・再呈 ・追啓 に対して
「結語」・敬具 ・敬白 ・拝具 でしめくくります。 
また、口語調の「頭語」 ・ご書状拝見いたしました
に対して「結語」・かしこ(女性の手紙に用います)


手紙マナー頭語と結語

手紙基本

手紙マナーですが、ビジネスから一般の手紙作成や宛名等の
書き方を出来る限り、分かりやすく説明します。

手紙は人と信頼関係を深めるための確実なコミュニケーション
手段です。

ごく親しい人へ出す場合は別として、基本的なマナーとルール
は身につけておかないと、「常識を知らない」と判断されます。

『手紙の基本構成』

手紙の基本構成は!
前文→主文→末文→後付(→副文)になります。

・前文
頭語から始まる手紙の書き出しと、あいさつの部分です。

・主文
「ところで」や「さて」のような言葉ではじまる、一番重要な
用件の部分です。

・末文
主文をしめくくるあいさつの部分で、頭語と合わせた結語でしめます。

・後付
いつ誰が誰に書いたかを明記する部分です。

・副文
追伸や添え書きをする部分です。

※「追伸」は主文で書きもらしたことを追記するものです。

親しい人に対する私的な手紙の場合は用いてもかまいませんが、
慶弔時の手紙では「繰り返す」という意味に通じるので、用いては
いけないことになっています。

また、上司や恩師には書き直す手間を惜しんだように受け取られる
ため失礼にあたります。

常に真心をですね!